2011年03月07日

地下大学3・4・5月連続講義『徹底討議 地下の中東』




再開「地下大学」への招待
『徹底討議 地下の中東』

───3・4・5月連続講義@素人の乱12号店

資料代500円+投げ銭

1)3月25日 20時から
「レヴォリューション・ナウ!───千のタハリールへ」
イルコモンズ(文化人類学、映像アクティヴィスト)+木下ちがや(政治学)


2)4月28日 19時から

「ついに帰ってきた〈黒いアテネ〉───その思想史的地殻変動」
佐々木中(理論宗教学、小説家)+平井玄(半径1キロの思想家)


3)5月(日時など未定)
「タハリール広場からアズハル大学まで───エジプトの人びと」
山本薫(アラブ文学)+本山謙二(南島史、音楽論)



・お立ち会いの皆さま、お久しぶりです。

「非正規労働者のための、非正規教員による、非正規大学──地下大学」を再開します。

西山雄二さんを呼んで映像『哲学への権利』を観る会を催したのが2010年の1月、
その前ブランクの多い半年も含めて既に2年近く経っています。
失職、移動、病気、雇い止め、とプレカリアな人間たちに相応しい非恒常性ですが、
再びこうした「アンダーグラウンドな学び」の場が必要な時が来ました。

フリーター運動やオルター・グローバル運動が停滞し、喧しいストリート右翼が
現れたこの2年間が「民主党時代」だったのは偶然ではないでしょう。
菅直人は「小泉化」したというより、アメリカ戦争追従+新自由主義の遅すぎた
「トニー・ブレア化」した。
温いNPO型新福祉+ソフト・ネオリベによるギデンス的「第三の道」が有効に見えた時は
完全に過ぎたということです。
オバマも同じこと。こうして全世界でnext movementが模索されている中に私たちはいます。

チュニジアやエジプトに始まる「アラブ大騒乱」もそのひとつの反応でしょう。
もちろんアメリカの操作はある。インテリジェンス機関は「反グロ」の10年間から
多くを学んでいる。
「富裕なカイロ・アメリカン大学生による欧米志向の運動で、ナセル以来の
アラブ主義に対する世代間闘争」という報告もある。
しかし、それだけでタハリール広場に100万人も人びとが集まるというのか?

たしかにこういう動きを、表面的なアラブ主義やイスラム主義で説明するのは
もはや月並みなクリシェです。
だが事実としてチュニジアやエジプトこそ、この地域における新自由主義の
モデル国家とされたのがこの10年でした。
石油資本とIT資本の諍いを超えて、その底流にオルター・グローバル運動への
応答が潜んでいるのは間違いありません。

それとともにマーティン・バナールのいう「黒いアテネ」が逆流してきたのではないか。
西欧精神の起源とされるギリシアの社会を造り出したのは、北アフリカやアラブに
囲まれたレバント(東地中海圏)だった
と捉える思想地理の書き換えの中から、こうした変動を見つめる必要がある。

アラブ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアという分割を超える思想史的な含意と
オルター・グローバル運動、
その両者の絡み合いの中から考えようという3回連続討議です。
吉野家の牛鍋丼は280円、地下大学は500円。
ワンコインで、大きく深く抉り出す思考と運動が緊急に要請されているのは
間違いないでしょう。



地下大学
http://www.chikadaigaku.net/events/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%81%AE%E4%B8%AD%E6%9D%B1/


posted by 12 at 23:47| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 予定・スケジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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